2000年07月26日

コンコルド(協調)

英仏協同開発からこの名前がついたオージー翼(反曲線翼)の超音速旅客機がついに地に落ちた。1969年が初飛行だったのだから、諸事情によって少機体数による実質的な飛行回数の少なさがあるにしても、基本的にデルタ翼の流れをくむオージー翼が翼端失速をおこしやすいことを考えると、あのひっくり返った状態での墜落は過去に起きても不思議じゃない事故だったのかも。ゆえに無事故ってのは勲章だったはずだし、そのおかげで存続していたようなものだったのだろう。もちろんエンジントラブルさえなければ、もう少し被害を食い止めることはできたのかもしれないが……神話は崩れた。

大気汚染や騒音公害、旅客数の少なさ、燃費の悪さなど、現代の旅客機事情から考えるにあまりにも悪条件が重なってしまった。しかしながら、夢があったんだがなぁ。安全第一を旨とする旅客事業から考えれば、まったく反対のヴェクトルを向いているところが、好きだった。乗り心地は最悪なんだそうだけど。それでも安全至上のジャンボジェットがヘタレな墜落をくり返しても、コンコルドは落ちなかったのに……。

でも、英国航空は運行を再開したようだね。ガンバレ。

投稿者 kawabata : 08:32 | コメント (0)

2000年04月07日

桜谷軽便鉄道

http://www.ne.jp/asahi/garden/railway/index.html

鉄ちゃん、てっちゃん、テッチャン、ま、表記はどうでもいいが、それが「鉄道好き」を示す場合、揶揄を含みつつも、オタクの原風景として、欠くべからざるものであることは間違いない。肝要なのはアウトドア指向という点で、実はそれゆえ社会との隔絶を免れつつも、異端視されるであろう局面を生み出してきた。ちょっと気の利いた車両の通過する場には必ず存在が確認できるゆえ。

コミケ、アキバ、ゲーセン、場所はどこでもいいが、こういった場所が一般的に開放(認知)され、消費されたのはつい最近といってもよく、がゆえにさまざまなオタクの生態が散見されるも、「鉄チャン」が発散する意志力の前には、新興勢力はただひれ伏す他はない。

実は以前この人たちをテレビで見たことがあるが、まったく人畜無害なもので、ワタシなどはほほえましく思える。それは長い間「模型好き」として暮らしてきた自身を顧みてしまうからだろう。この場合重要なのは、個人的な乗り物として収斂されていること。船とか飛行機とか車とか、そういったものはおよそ力のいれ具合、換言するなら愛情が違うことが見て取れるのだ。安直なものではない。

現在あるような鉄道崇拝が一体いつ頃から発生したものかはわからないが、交通機関として考えるに、「馬車」を趣味とする向きが少数であろうことを考えると、陸上を移動する乗り物としては最古の部類になるであろうし、現代においても、やはり欠かすことのできない存在、しかるにその嗜好性も今後長く存続するであろうことは間違いないところだ。

歴史観を持ち得るという点で、ある種「固い」趣味だろう。そしてそこにフォーカスできる感覚をうらやましくも思う。非実用であるがゆえに素晴らしい。

投稿者 kawabata : 12:31 | コメント (0)