世間ではiMacだiBookだG4だってことになったりしてますが、ここのところ自分のところのコンピュータはほとんどトラブルもなく平穏な生活を送っているので、デジタルな関心が低くなるだけ低くなっております。
結局、仕事以外でコンピュータを立ち上げることが少なくなって、必然的にWebの更新も滞りがちになっています。ここまでは言い訳。
「色彩王国3」では、作家取材での作業の手元撮影にはじまり、画材紹介のページなど作ったモノですから、大量の画材をブツ撮りすることになってしまいました。で、当然手持ちの機材では用をなさなくなり、泥ナワに揃えた機材がその役目を終えて、コタツのうえに乱雑に放置されています。
新規に購入したもの、要メンテナンスで死蔵していたモノの復活などにかけたコストは、あまり計算したくありませんが、50万ほどになっているようです。
以前もう少し頻繁に撮影の仕事をしているとき確保してあった機材は、貧乏の果てに大半を手放して、寂しい反面、大量の真っ黒い物体が部屋から消去されて、ある意味ほっとしたのも、これもまた真理。
現在7台のボディと12本ほどのレンズがあるんですが、これから使い道があるかどうか。考えるとちょっと憂鬱な気分です。12月1日に発売されるフォクトレンダーの単体露出計を購入するためにいくつか手放した結果コレです。
全部実用機ですから、持っていて楽しいモノでもなく、フィルムを通してナンボの代物なので、困ったモノです。参考までに機材を簡単に列記しておきます。これから写真を「やる」のだとお考えの向きは注意してください。すぐにこのくらい増えますよ。
[ボディ]
ニコン F-801s(メインの2台)、同 F4E(ずっと死蔵していたモノ、バックアップ用)、ライカIIIC(戦後型49万台)、キヤノン NewF-1(AEファインダー2台、単三モードラ付きとポラバッグ付)、マミヤM645 1000S(ウエストレベルファインダー)
[レンズ-ニコン]
Aiニッコール20ミリF2.8、35ミリF2、50ミリF1.2、オートマイクロニッコール55ミリF3.5、ニッコール85ミリF1.8、シグマ28ミリF1.8、タムロンマクロ90ミリF2.5(初期型)
[レンズ-キヤノン]
NewFD35ミリF2、マクロ50ミリF3.5、タムロンマクロ90ミリF2.5(2型、FDマウント)
[レンズ-その他]
ズミタール50ミリF2(ライカ)、セコールマクロ80ミリF4(マミヤ)
[ストロボ]
コメットツインクル400W(AC電源一体型?コメットのソフトボックス装着)、ナショナルPE-560MG(グリップタイプ?サンテックアンブレラ装着)、ニコンSB-24(クリップオン3台?ルミクエストのソフトボックス装着)、ニコンSB-15(クリップオン2台?旅行用)
[三脚]
マンフロット190B(メイン)、同055B(重いので最近はほとんど使わない)、ハスキークイックセット3段(10代のころから使っていたモノでガタガタ)?雲台はすべてマンフロット352RC
ボディはほとんどオートフォーカスなのにレンズは逆にほとんどマニュアルなので、とても使いづらい構成になっています。最近のAFニッコールDレンズはキレもあるしいいんですが、高くてね。だからF3P2台で使っていたときのレンズセットをいまだに使っています。
NewF-1は10代のころから使っていてとても信頼のできるカメラですが、メーカーのサポートもなく、今はポラ使用のためのレンズ構成です。でも最近、近所のカメラ屋で新品のボディを数台発見して、心が揺れ動いています。
ズミタールは半斜光でも盛大なフレアが出る大変なレンズですが、条件を考えてうまく使えばズミクロンと同様(ちょっと大げさか)のすばらしい描写力を見せます。
今回の仕事のために入手した(結局スタジオで三日ほどアルバイト)コメットのストロボは使いやすくて気に入ってます。
実はライカ以外はなくなっても困るものじゃないんですよね。だからフォクトレンダーの露出計を入手できたら……実際取材で使うのはボディ2台、レンズはシグマの28ミリ、各社の50ミリ相当のマクロ、タムロンのマクロ90ミリだけですから。