2001年 10月 の記事

Quadra700

Vintage Computerでまたクアドラ(この機種はすでに新品、中古で3代目)買った。本体価格(7,800円)よりアメリカからの送料(EXPRESS便で9,200円)のほうが高くついた(笑)。それでも秋葉原のジャンク屋あたりじゃ、もっと程度の悪いのが高い値段で売っているから、こういう選択もいいんじゃないかと。
で、なんでまたQuadra700かというと、ウチにはずいぶん長い間電源を入れていないCentris650があって、捨てちゃおうかなとも思ったんだけど、もったいない病が発症して、せっかくだからロジックボードだけでも延命しようと考えたり。ずいぶん前に流行ったことだけど、このQuadra700(IIcx、IIci)の筐体の中身を入れ替えて長く使おうというのがあって、前からイイナと思っていたり。
実行しました。Quadra700とCentris650って単純に大きさを比較するとずいぶん大きさが違うようだけど、後ろから見ると、リアパネルの幅は同じ(クアドラのほうがNubusスロットの数がひとつ足りないけど)。結局リアパネルを加工すれば7100のロジックボードも積めるので、そこからNubusPowerMac用のG3カードを挿せばG3 Quadraにすることもできる。
別に速いマシンがほしいわけではないので、ワタシはRAMをより多く積めるというだけで満足してます。筐体のデザインもきれいだし。内蔵スピーカーのロジックボードへのコネクタの形状が違うので内蔵スピーカーはとっぱらった。でもAudioVison14インチのスピーカーは内蔵スピーカーとして認識されるので問題なし。IIciの内蔵スピーカーが手に入ればそれをつけることもできるので、しばらく探してみよう。
出所の怪しい2GBハードディスク(IBM)に漢字Talk7.6.1を入れて動かしています。SpeedDoubler8.1を併用しているのでFinderの動作だけなら快適。でも今はNubusの速いビデオカードとPPCアップグレードカードも物色中(笑)。
[追記]
ワタシの好きな秋葉原のCompuエース(正確な表記忘れた。こんぴゅえーすと呼ぶ)でIIci/IIcx用のスピーカーを入手。ホコリまみれのジャンクなので200円。なに、コーンが破れていなければ大丈夫。コネクタの形状はこうなっているのだ。どうしてもスピーカーが見つからなければ、ケーブル+コネクタをとっかえてもと思っていたがあっさり見つかったので良かった。この店で7100/80AVを2,480円で売っていた。下手なロジックボードだけ買うより安いかもと思ったが、金属筐体の重さを考えて購入を留保。雨だったし。

8500/180

内蔵ハードディスク(1GB)と内蔵MOドライブ(YANO230MB)を組み込むとなると、にわかに改造熱が……。8500はその拡張性のわりには電源が弱いと言われるが、実際どうなのだろう。8515のようなサーバ用途の製品と比べれば明らかにコストダウンがあるのはわかるが、増設を行なっているヒト数名に聞いても、意見はまちまち。
できればMacOS8.6+G3カード(Sonnet Crescendo G3 PCI 500MHz/250MHz 1MBあたりが良さそうだ)を試してみたいが、電源を含めて、マシン自体の寿命をいたずらに縮めては意味がない。RAM120MBの現状ではMacOS8.6の稼動は難しいので、最低でもRAMの増設は行ないたいが、128ピンDIMMの価格が今以上下がることはないだろう。といって今128MB2枚買うのもかなり抵抗があるなあ。
[追記]もらった内蔵2GBハードディスク(Seagate ST32430N)と内蔵MO230MBドライブ(Yano MO230i-FX 富士通ドライブ)の取り付けを思案。MOドライブのほうはフロントベゼルがないので、とりあえず装着は見送り。ハードディスクだけ付けてみよう。
もらったドライブは別の8500/120の起動ディスクとして稼動していた純正ドライブ。したがってSCSIのIDは0番に設定されている。すでに8500/180に入っている1GBドライブ(IBM DPES-31080)も当然IDは0番。混在させるためにはいずれかのID番号を変更しなければならない。
ID番号が簡単に変更できる外付けのSCSI機器とは違い、大抵の内蔵SCSI機器ではジャンパーピンの設定によってID番号やターミネーションその他の設定を行なうので、設定に関する正確な情報が必要だ。もちろんドライブは新品ではないのでマニュアルなどないので、自力で情報を探さなければならない。
というわけで、SeagateならびにIBMのサイト(共に英語サイト)でジャンパーの設定を検索した。したが、もらったSeagateドライブにはジャンパーを設定する部品が付属していない(現状ではID0番しか設定できない)。しかたがないので、元の内蔵ディスクのジャンパー設定を変更してID1番とした。
8500の拡張ドライブ用ベイには上中下があり、上段には通常フロッピードライブが入っている。MOドライブは中段のベイに入れることになるが、下段のベイにハードディスク2台を重ねて収納するためのハウジングが必要になる。キットとして販売されているものには冷却ファンが付属しており頼もしいが、新たな出費は頭が痛い。
ここは考えどころだが、いっそフロッピードライブ収納ベイにMOドライブを入れてしまうというのはどうだろうか。実際できるかどうかはわからないが、フロッピードライブはほとんど使わないので困ることもあるまい……モリサワフォントのインストールがあったか……おとなしく積み重ねキットを探します。
[追記]
MOドライブを増設してみた。写真の右上の匡体が8500/180。何となくすんなり収まっているけど、実は少し苦労した。フロントベゼルはCenturyの汎用品を秋葉館で入手。3,800円。かなり割高の上、汎用なので装着した見た目がDOS/V機っぽくなってしまうがこれは仕方がない。
3rdベイに2つハードディスクを重ねて収納するためには何らかのマウンタが必要だ。イケショップや秋葉館あたりに出向くと積み重ね用のマウンタが販売されているが、5,000?8,000円ほどする。5cm程度の空冷ファンが2基ついていることが多いが、これが価格に反映しているのか、マウンタ自体にコストがかかっているのか判断できないが、買える値段ではないことだけは即断できる。
で、東京ラジオデパート地下の店(名前は失念。秋葉原エレクトリックパーツではない)で単なるマウンタを発見。800円。これで重ねるだけでもいいような気もしたが、せっかくだからクーラーもつけることにした。
かなりインチキな感じのジャンク屋(これも名前失念)で、AMDのCPU用クーラー(12V・5cm)を2つ購入。計600円。手近にあったアルミのL字鋼でファンの上下をサンドイッチするカタチのマウンタを自作。こんなので冷却効果があるかどうかわからないが気休めにはなるだろう。フロントベゼルにお金をかけてしまったので節約節約。
苦労したのはまたもやSCSIのID。ジャンパーの設定をSW1、SW2で行なうことは想像がついたが、どう設定して良いか分からず、Yanoのサイトへ。元からついていたMOドライブのマウンタに「230i-FX」とあり、サイトのジャンパー設定情報にも該当型番があったので、なんとなくそれに準じて設定してみる。ところがこれが全然ダメで、コンピュータ自体の起動すらしない。
「なんとなく」とはYanoサイトの該当情報では、ジャンパーのスイッチが1種類しか掲示されておらず、こちらのドライブは前述のとおりSW1、SW2の2系統で行なうようになっている。要するにマウントに記してある型番と実際のドライブが違うということだ。
少し考えたが、ドライブの供給元である富士通のサイトを閲覧することにする。目的のドライブ情報は「M2512D」だが……あった! M2512DではなくM2512Aとあるが、おそらく大差ないだろうと思い少し真面目に設定……無事起動した。やれやれ。「システムプロフィール」で確認するとプロダクトIDは「M2512A」となっていた。

TOP