2009年 2月 の記事

ベローズ

素直に純正のPCやPC-Eのマイクロニッコールを使ったほうが良いのは分かっているが、仕事で撮影することでもなければなかなか手を出せない。大昔のベローズ PB-4 に引き伸ばしレンズである ELニッコール135ミリF5.6を L-Fリング(MAマクロセツゾクリング)を介して装着。フード代わりに接写リングKのK4とK5を付けている。PB-4ではたいしたアオリは効かないが、死蔵している引き伸ばしレンズを活用できるのでいいか。ほんとはビューカメラに1眼レフをくっつけて大判レンズを使いたいところ。

アクセサリ

さほど収集癖が強くなくてもそこそこ長くカメラを使っていると、こうしたアクセサリ類が累積してしまう。機材を処分する時に一緒に付けられるモノは付けてしまうほうなので、コレクター諸氏からみれば無いも同然かもしれない。ただ、ボディキャップやレンズキャップはともかく、所有しているレンズにはそれぞれフードを装着したまま保管しているので、ここにあるように使っていないフードがやや多めなのが無駄だナーと思ったりもする。これがすべてライツのアクセサリーなら一財産だが、さほど古くないニコンやペンタックスのアクセサリーはそれ単体ではあまり価値もなく、オークションでこまめに処分するほどヒマもないので、このまま死蔵することになるんだろうな。

撮影距離とパースペクティブ

R-D1+Cビオゴン21ミリF4.5
レンジファインダー用のレンズを常用していると、歪曲が補正されていて当たり前の感覚になってしまう。もちろんライカ判で撮影すればそれなりにアラは見えてくるけど。
D700+Aiニッコール20ミリF4
このレンズは鏡銅がかなりコンパクトだが描写が良い(周辺は絞り開放だとちょっと厳しいが)。過去にAiとAi-s20/3.5、Ai-sの20/2.8を使っていたが、その中ではこのレンズが一番好みに合った。
写真を見れば分かるが、この2枚の写真は画面上で対象の壁画が概ね同じ大きさになるように撮影してある。APS-Cの場合は画角が1.5倍見当になるので、21×1.5で31.5ミリだがパースそのものは21ミリのままになる。しかし撮影距離を調整できる(引きがとれる)のであれば、21ミリの手強いパース感と格闘することなく容易に被写界深度を稼げるので、これはこれで有用な気がする。「ワイド感」は失われるけどね。

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