もう少し様子を見てからと思ったが、仮にトラブルが起こっても仕事で使っているわけではないので大事に至らないと判断。アップデート自体は簡便だが、ネットワークの空いている時間帯を狙って実行した。

アップデート後も操作の体感スピードはほとんど変わらないが、これはインストールしているアプリによって差が出てくるのでワタシの感想にすぎない。

リファレンスを真面目に読んでいないので新たに追加された新機能100をまったく把握していないが、目玉のマルチタスクとフォルダについて少々。

マルチタスクに関しては対応アプリ同士でないとその恩恵がないので、インストールしてあるアプリが非対応であればバージョン3.x の使い勝手と変わらない。起動しているアプリは、ホームボタンをダブルクリックすると下部に OSX ドック風に起動アプリが羅列表示され確認できる。個別にアプリを終了させたい場合は、そのドック上の任意のアプリを長押しして(–)マークのついた状態で終了できる。



フォルダ機能はその存在が一層わかりにくいが、いったん設定してしまえば、コンピュータで言えばデスクトップにずらずらのアプリのアイコンが並んでいるだけに等しかった旧環境から比べれば大変有用な機能だ。適当なアプリを長押しして×マークのついた状態でフォルダに入れたいアプリ同士でいずれからを一方に重ね合わせるとフォルダが作成される。


今回のメジャーアップグレードが無料であるその主旨が、iPhone 4 への買い換えを促すものであったとしても、有り難いと思う。動作スピードに影響の少ない iPhone 3GS や iPod touch 第2世代の場合、マルチタスクとフォルダ機能の2点に価値を見いだせるならアップグレードする価値は十分ある。