2010年 8月 の記事

15mmレンズ

左はペンタックスK20とSMC DA15ミリF4の組み合わせ。右がソニーNEX-5+スーパーワイドへリアー15ミリF4.5。オリンパスほどではないが、ペンタックス機+DAレンズの青空もそう悪くない。絞ったときの解像も十分で信頼できる写り。このレンズの評価は絞り開放・最短撮影距離の際に最悪となるが、そういった使い方を多用するのはナンセンスだ。DAシリーズは何よりコンパクトさが売りであり、そのための絞り開放F4である。寄れることは確かだが、絞った際の中・遠景での安定した解像にこそ骨頂がある。ただし、K20Dではボディの大きさ、重さがレンズの小型・軽量を相殺するのでそれこそナンセンスな運用をせざるを得ないのだが、現状最軽量のAPS-C+15ミリの組み合わせである、ソニーNEX-5+スーパーワイドへリアー15ミリF4.5の撮影では遠景で致命的な色かぶりが発生することを考えると、DA15ミリの利用価値はまだまだ高い。

at random with NEX-5


暑いので捗らなかったがいくつかのレンズで撮影してみた。ピントはどれも申し分ない。少し油断するとコンデジ風味が強くなるのは仕方がない。やはり問題は色かぶりだ。すっきりとした青空を望む場合は今のところ別の機材を使うほうがよさそうだ。色かぶりはレンズ後端の出っ張り具合もさることながら開放絞りも影響するのかも知れない。同じ焦点距離なら明るいレンズの方が良さそうだ。浅い絞りの際の背面液晶によるピント合わせは、液晶自体が見えが良いので思ったよりやりやすいが、ホールディングに不安定さがあるのでボディに顔を密着できる EVF があればなと思う。

SONY NEX-5 初見

軽いがあまり感心しないデザインの純正レンズは必要なかったが、ボディ単体での販売がないので、仕方なく16mm付きをフジヤカメラで購入。APS-Cでレンズ交換式非一眼レフであること、「心地よい響きの」大きなシャッター音が気に入ったこと、ボディの仕上げが丁寧であったこと、これらが主な導入理由。

フランジバックの短さゆえ上の写真のようにライカマウントも装着できるわけだが、撮像素子までの距離の近さから、マウント面より後端側にレンズが飛び出している超広角では画質に難があるようだ。具体的には28ミリ以下の非レトロフォーカスレンズで画面短辺左右の「色の転び」や、画面上部の「グレー帯」が発生する可能性が高い。ライカMデジタルで同様の問題が起きていることを考えると、フランジバックが短くかつ大きな撮像素子では簡単に乗り越えることはできない壁だろう。

それでも後処理で少しは救える部分もあるので、あまり気にしないことにする。何より小さく軽いことがアドバンテージであることは間違いないのだ。

Intel Mac mini(Mid 2010) 覚え

導入から2週間ほど経ったが、これといってトラブルもなく普通に稼働している。

ハードウェアはRAM を標準の2GBから8GB への換装のみ。メモリ増設作業はずいぶん久しぶりだったので、メモリスロットへの装着時に「カチッ」というまでメモリを押し込むというセオリーを忘れて、電源投入時の認識エラーにやや焦ってしまった。

内蔵ハードディスクは320GBのままなので、FireWire800の外付ドライブを2台増設(2TB+500GB)。キーボード、マウスともにワイヤレス。マウスは Magic Mouse を導入してみたが、Magic Trackpad も追加予定。

OS は仕事で使う機材なら新規にアプリケーションをインストールするが、家で軽作業をするとしても当分は PowerPC Mac mini +CS2 だからこの Mac は純粋に趣味利用になるため、Mac Book(2009 Late)のアプリケーションとその設定をそのまま移行した。モバイル用途の余計なアプリケーションをいくつか削除しただけで、すぐに使える作業環境が手に入るのはありがたい。

Adobe CS 5 もようやく使えるようになった。64ビット起動が果たしてどの程度体感に影響しているかわからないが、2Dイメージを展開する程度なら快適に感じる。さてこのマシンは何年使うことになるかな。

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