カテゴリー : Network

FacebookのWallをWebで表示させる

Twitter⇔Facebook⇔WordPress⇔Webの連動」記事で紹介したFacebook Status(LINK)によるFacebook→Webは、Facebook側の PROFILE_ID と feed and PROFILE_ID におけるGRAPH API の仕様変更によって機能しなくなった様子。

詳しくはFacebook DEVELOPERの開発者ブログを参照(LINK

しかたがないのでスクリプトを別のモノに変更してみた。今回利用させてもらったのは「Fb.Wall」(LINK

設置は簡単だ。

Fb.Wallサイトの「Live Demo」フィールドで自分のID(Facebook ID?)を入力し、「Access Token?」でFb.WallのFacebookへのアクセスを可能にするトークンを設定する(Connect and create access token)。

この設定で開発元のNeosmart GmbHによる「neosmart」アプリがFacebookウォールへのアクセスすることになる。もしスクリプトの動作を停止する場合は、Facebook「プライバシー設定」内の「アプリ、ゲーム、ウェブサイト」でneosmartの設定を除外しておこう。

「REFRESH」ボタンをクリックして自分のWallが表示されればきちんとスクリプトが動いていることになる。

後はダウンロードしたパッケージ(jquery)内の「jquery.neosmart.fb.wall.js」でスクリプト行末尾(LINE254以降)にある「*Defaults」内で各種パラメータ変更(最低限ID変更)を行ない、「index.html」内の必要な情報を表示させたいhtmlファイルに移植(タグ内とタグ内へそれぞれ移植)すればいい。

「jquery.neosmart.fb.wall.css」の中味は使っている自分のスタイルシートの中にまるごとペーストしてみた。

スクリプトがきちんと動作することが確認できたのでcssで見栄えを調整した。

Twitter⇔Facebook⇔WordPress⇔Webの連動

以前より WordPress での投稿を Twitter に連動させて、Twitter のタイムラインを Web サイト(非Blog)に組み込んだ JavaScript により呼び出して表示させてきた。すなわち WordPress および Twitter とWeb との連動は問題なく稼働していた。

ただ Twitter への投稿数は元々多くない上に字数制限もあるので、Facebook をもう少し活用することにした。

WordPress のプラグイン「WordTwit」による Twitter との連動はそのままに、Twitter → Facebook →Web の流れを作ることにする。

Facebook上で「Twitter」を検索して表示される「Twitterアプリ」で双方のアカウントを連携させる。連携が承認(Your Facebook & Twitter accounts are connected!)されたら「App permissions」の「Facebook Profile」にチェックを入れれば、Facebook プロフィールのウォールに Twitter での投稿が反映(ダイレクトメッセージや@リプライは除外)される。

続いて今度は Facebook ウォールを呼び出す JavaScript を組み込む。これにはFacebook Status(LINK)を使わせてもらう。スクリプトファイル「jquery.fbstatus.js」内のユーザー名(username)の書き換えが必要だが、あらかじめ Facebook内のアカウント設定でユニークURLを取得しておく必要がある。

Facebook Statusの「demo.html」内でもユーザー名を書き換えて、必要な箇所を抽出し、自分の html に組み込む。同時に「jquery.fbstatus.js」は任意のディレクトリにアップロードしてその場所を指定しておくことも行う。加えてスタイルシートの連動をしっかり確認することがコツだろうか。

連携

Web サイトに内包させている WordPress によるブログ(オボエガキ)の新規エントリーを Twitter に自動投稿させるには,WordPress のプラグインとして提供されている WordTwitt(Link)を使うと簡便。加えて Web に Twitter の投稿を自動表示させる JavaScript(Link)を利用して,サイトの自動通知を強化してみた。

MOVABLE TYPE

忘れるくらい前に、設置だけして動作を確認し、そのままほったらかしだったMOVABLE TYPEを本格的に調整し始める。日々の更新のためというよりは、過去の記事をデータベース化するのに都合良いため(とはいえ膨大な作業量)。
伝統的なMacユーザーの場合、コマンドラインの習熟の度合い一つとっても、旧来的なDOSユーザーに劣ることが多い。OSXの時代にそれはやはり不利であることは否めない。MOVABLE TYPEは魅力的な環境だが、導入時の敷居の高さはその旧来的なMac OSユーザーを尻込みさせるに十分だ。ターミナルってなに? Makeって? というユーザーにはまったく不案内なシステムではある。
自宅サーバで稼働させる目的でもなければ「はてなDiary」などを利用した方が時間の節約になる。
前述のとおり、ワタシの場合は数年来の懸念だったオボエガキの過去ログをデータベース化するにあたって、少しは楽が出来るのではという目算からMOVABLE TYPEを導入したが、過去の記事を選択しながらとはいえいちいちエントリーし直す手間があるので、なかなか完全な形にはならない。年内にはなんとか作業を終了したいところだ。

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ADSL開通後

現在、プラネックスのハブ(FX-055C:5ポート100Base-TX/10Base-T)を介して、PowerMacG4(QuickSilver/733)、PowerMacintosh8500/180(Mac OS8.1)、MacintoshQuadra700改(MacOS 7.6.1)で常時接続している。NEC ATUR110RCでの複数コンピュータの接続には問題があるので、アッカ・ネットワークスのアナウンス(8Mbpsサービス用モデムで複数のPCを使用したときにインターネットに接続できない問題について:http://www.acca.ne.jp/support/user_support/20011024/index.html)にしたがい、DNSサーバのIPアドレスをSo-netのIPアドレスに変更してある。特に問題なく利用できるようだ。できれば抜本的な対策を施してもらいたいと思う。
なおMacOS8.6、9.0付近だと、DHCPサーバからのIPアドレス取得そのものに問題が生じることは有名(Open Transport 2.5.1 および 2.5.2 における DHCP の問題:http://til.info.apple.co.jp/cgi-bin/WebObjects/TechInfo.woa/wa/showTIL?id=25049)なので、問題の解消されたバージョンのOpen Trasport 2.6(http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/open_transport_2.6_update.html)を利用したい。
MacintoshでのADSL利用においては、Windowsに比べて接続速度が遅くなってしまう(平均値として)ことはすでに知っていたが、実際どうだろう。当方では同等の性能を持つWindowsマシンがないので検証できないが、WWWブラウザが快適に動作する程度のスピードがあれば、それなりに「使える」だろう。例えば、サイズの大きい画像ファイルなどをWWWブラウザ上で表示した際にもたつかなければ「体感」的には問題ない(笑)。もちろんギガバイト単位のファイルをダウンロードするようなときにはWindowsマシンがうらやましくもなるが。
インターネットでのサイトへの接続速度は、アクセスしているサイトの速度にかなりの部分影響を受けてしまうので、相手側サイトの速度が遅ければ仮に8Mフルレートの速度が出ていてもダウンロード時間は相対的に遅くなる。であるから速度測定サイトの数値も時間帯を変えて数回測定した平均値が実際の接続速度だと考えるべきだ。テレホーダイの時間帯はADSLであっても遅くなるということだ。
また、測定に利用するWWWブラウザによっても測定結果は大幅に異なることも覚えておこう。印象としてはNetscape系またはiCabでの測定結果がInternet Explorerを上回ることが多い。しかし速度測定にFlashプラグインが必要な測定サイトの場合、IE以外での測定が困難な場合も多い。いままで常用していたWWWブラウザでの接続速度にこだわるか、結果的に速度結果が好ましいWWWブラウザを常用にするかは考え方次第だ。あるいは「モノ」によって使い分けるのもいい。
念のため付け加えておくと、WWWブラウザがきびきび動かない環境であっても、高速なハードディスク、高速なATA/SCSIカードの導入、より多くのRAM搭載、高速なビデオカードといったハードウェア資源を投入すれば状況はある程度改善される。蛇足だが、当方ではQuickSilverにATA100のハードディスクを増設しているが、ATA100カードを挿していないので動作速度はATA66のまま。しかもOS Xは純正ATA66の40GBハードディスク上で動作しているからなんとも間抜けな話で、Winodowsユーザーには恥ずかしくて話せない(笑)。
ソフトウェア面での状況改善手段としては、バックグラウンドで常駐動作しているアプリケーション、例えばウィルス検知プログラム、パーソナルファイヤーウォール類のプログラムはオフにしてみる。思い当たる場合は試してみる価値がある。とくにSymantec社の製品は影響があるようだ。

ADSL開通

So-net 8M ADSLがようやく安定利用できるようになった。千葉県松戸市五香局エリアでの利用となっている(当方は常盤平団地2街区)。局との直線距離は推定1.3km。直線距離はACCAのサイトの該当ページ(LINK)で調べることができる。実際の線路長はNTT(116)に聞くしかない。
9月26日に本申し込みをして、開通予定日が10月29日だったことは以前に報告した。この日の夕方、PowerMacG4(QuickSilver/733)とADSLルーター(NEC ATUR110RC)をLANケーブル(UTPストレートケーブル/カテゴリー5e)で直結した状態で、開通を確認した。
そのときのLINK状態(ルーターの設定画面で「状態確認」-「インターフェース」で確認できる)は、DOWN RATEが7Mbit程度、SNR Marginが6.5dbだった。いくつか速度測定サイトでスピードを確認。MTUとRWINは未調整の状態で下り4.5?5.5Mbit/秒だったので、LINK速度の7?8割程度のスピードが出れば十分だろうと思い、それでコンピュータとルーターの電源を落とし、それから3、4日ほったらかした。
しかし、11月4日に再び接続しようとしたときからトラブルが……。
電源を入れてもモデムがADSLレイヤを確立できなくなってしまった。具体的には、電源投入後、PWR、LINE、ALM各ランプが点灯、 数秒(10秒?)後、LINKランプ点灯、これに代わるように、LINE、ALMランプ消灯。以降LINEランプに関しては点滅することもなく沈黙してしまう。本来はLINEランプが点滅(LINEのトレーニング)した後にLINE点灯でLINE確立となるので、せめてLINEが点滅した後に沈黙なら、ああ、なんかノイズでも入って確立できなかったのかな、というような類推ができるが点滅すらしないので困った
ここでSo-netのサポートセンターにメール(電話はつながりにくいのでメールが良い)。それから数日さまざなやりとりをしたが、割愛。なぜかと言えば、回線業者であるアッカ・ネットワークスの正式な(8Mbpsサービスにおけるリンク切れ問題について)が発表されたから。しかし問題は「LINK」ランプではなく「LINE」ランプだが……。
当方の場合の解決策は、ACCA側でSNR Marginを上げてもらうことによって対処した。当初の6.5dbから現状では11.0dbになっている。当然DOWN RATEも下がり、6Mbit弱に(とほほ)。UP RATEは960kbps。実行速度はおおざっぱに4?2.5Mbit/sを推移している。ファームウェアのアップデートによってSNR Marginを下げても安定して接続できるようになるといいのだが

ADSLの速度改善

ネットワーク上の設定としては上記のMTUおよびRWINの調整があるが、このふたつに関しては個々の使用環境、接続環境によって異なる設定値が必要になる。この二つの単語で検索すれば無数の情報が得られるからまずは自分で試行錯誤してみよう。ある程度情報を収集すればおのずと次に記す用語の意味がわかるはずだ。
当方の設定値:
MacOS環境ではIPNetTuner(http://www.dslreports.com/tweaks)を使用して設定。MTUは1500(Ethernetデフォルト値のまま)、RWINは44(64240)つまりMSS=1460の44倍ということ(デフォルトは1460×12=17520、16KB)。MSSはMTUから40を引いた値。MacOSX環境でも設定値は同じ。ただしRWINの設定にはSetRWinApp(http://www.vector.co.jp/soft/mac/net/se194859.html)を使用。
コンピュータ起動時にその値に設定するには:
上記のソフトウェアはTCP/IPの構成を一時的に変更するもので、コンピュータを再起動すると設定値は初期値に戻ってしまう。逆に言えばそうでなればいろいろな設定を気軽に試すこともできないわけだが、だいたいこの設定で良しとなれば、あとは自動的に値を設定されるようにしたい。
IPNetTunerの場合は、設定値をファイル保存(Command+S)して、そのファイルをシステムフォルダの「起動項目」へ入れておく。ユーザー登録をしていないとダイアログが表示されるので、できれば登録したいところだ。SetRWinAppの場合は、任意のRWIN値を設定した後、アプリケーション本体を「システム環境設定」の「ログイン」で「ログイン項目」に追加すればいい。こちらはユーザー登録をしないとアプリケーションの自動終了が50回までに制限されている。
MacOS XでのMTU変更:
当方ではデフォルト(1500)だが、変更する場合はTerminalで、
sudo ifconfig ppp0 mtu 1454
という具合に。
*ppp「0」はNetwork Utilityで表示されるインターフェース番号(例「en0」)
参照サイト:
Macintoshの場合、
IPNetTunerによるTCP/IPの最適化(http://www.02.246.ne.jp/%7Eyingming/macclinic/tips/IPNTuner/HowtoUse_IPNtuner2.html)、
Windowsの場合、
TCP受信窓(RWIN)の最適化(http://member.nifty.ne.jp/oso/optrwin/)が少し専門的だが参考になる。
使っているコンピュータのTCP/IPの状態を調べるなら、
TCP/IP Analyzer(http://forums.speedguide.net:8117/)。要JavaScript
加えて、2ちゃんねる(http://www.2ch.net/)のプロバイダ板は有用なので、ときどきチェックするといいかもしれない。

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ブロードバンド前夜

DSLとか、CATVとか、光ファイバーとか、威勢のいい花火が打ち上げられているが、周囲ではせいぜいフレッツISDNがせいぜいで、ワタシ自身はアナログ56Kbpsと、「取り残されている」ような焦燥感がひしひし。
この焼けつくような感覚があふれていれば、それはその業界のある程度の「高揚」を保証している。換言すれば、誰もが「どうでもいい」モノは大きな飛躍は望めない。必要なモノだけが定量消費されていくだけだ。誰も炊飯器の未来に多大な期待を持たない。
単に「銀行馬券」はどれかと鵜の目鷹の目で、その実「消費」するだけのユーザーが大半を占めるゲーム世界の「荒廃」を考えれば、まだインターネットは救いがあるかもしれない。いまだはっきりしない高速回線さまざまに一様に期待もしているし、「なんだかわからないけどひとつ導入してみるか」といった豪毅さにあふれている(同様にコンテンツの面においても受動一辺倒ではなく、相応の活発さを期待したい)。
……今年、Intel世界では「ノートパソコンでギガヘルツ」がアッという間に当たり前になる(もはやインフレーションだが)。OSを快適に動かすためにはもっと速度が必要かもしれない。Macintoshにおいても、OSXに関して言えば同じことが言えるだろう。
ところで、インターネットでの「体感速度」の目安は、サーバの速度はとりあえず度外視すると、クライアント側での、「WWWの表示」と「(巨大データの)ダウン(アップ)ロード」にあり、表示速度は主にマシンのパフォーマンス、ダウン(アップ)ロード速度は回線速度に依拠する。
具体的には「重いウェブサイトの閲覧」には「速いマシン」が必要で、MB(メガバイト)単位のファイルをダウンロードするなら「速い回線」が求められる。その両要素を切実に希求するのは18禁サイトを愛好する場合などで、日々膨張するバナー広告をザックリ表示、膨大なMPEGキャプチャーをサクッと落とすこと以外に望むことがあり得ようか。
仮に将来性のないISDNであろうとも、インターネットには不相応なギガヘルツ演算速度を持ってすれば、単なるWebの閲覧はモノの数ではない(つまりブラウザが速ければよいのだ)。更には度外視されている旧世代のCPUでさえ、光ファイバー上では、「使いモノ」になってしまう。
しかし、ISDNの1500倍程度の速度が出せる見込みをもった光ファイバーが、当たり前のように利用できる世の中が早晩訪れるかといえば、どうだろう? それまでの間に踊らされるようにさまざまな回線を喜々として導入するほうが気が利いている。ユーザーが「投資」への「関心」を失ったらその世界は「終焉」する。これはいかなる場合も同じ。可能ならCATVやDSLを導入してみよう。ワタシも努力はしてみます(笑)。

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